熱砂に生きる植物・バオバブの木

以前職場の学校で、生徒が自由研究でサン・テグジュペリの『星の王子さま』をテーマに取り組み、発表の準備を手伝った時にいただいたS先生が2006年にマダガスカルで撮影したバオバブの木の写真。
アフリカでは「上下さかさまの木」と言われているそうで、葉がないと根が上にあるみたいです。

日本では観葉植物として、盆栽風に栽培されているようです。(日本人てスゴイ)

熱砂に生きる植物・日本サボテン狂人会

サボテンと多肉植物、今風にはカクタス&サキュレントですが、サボテン園芸家の集まりは「サボテン狂人会」といい、「狂」を自認するものすごく濃い方が多いようです。
ホームセンター等で売られているサボテンとはイメージが違いますし、サボテン園芸の奧の深さに、素人が手を出すには10年早いよ、と言われたとしても思わず納得できる世界です。

また、サボテンや多肉植物等の写真集で原産地に自生している姿を見ると、つぶれたり、歪んでいるのが当たり前で、日本のサボテン園芸家が栽培している姿とは別物のようです。
現在、絶滅のおそれがある野生動植物を保護するために、過度に国際取引に利用されないように採択された国際条約、通称「ワシントン条約」で植物の場合、園芸的に人気のあるラン科植物やサボテン科植物、多肉植物、食虫植物のほとんどが国際取引の制限を受けています。メキシコの野生サボテンについては苗はおろか種子さえも採取を法律で禁止されているそうです。
日本では盆栽など、古くから植物を栽培し、観賞して来た文化があり、日本のサボテンの歴史では、主に大正時代ころから日本独自の園芸品種として栽培され、受け継がれているようです。

写真は以前訪ねたサボテン業者で撮影したものです。


こうなるともうなにがなんだか!?


日本サボテン狂人会30周年記念特集号 1995.1.1発行

P.S 地元の埼玉で活躍されている方も多く、機会があればまた伺いたいです。

 

熱砂に生きる植物・兜:アストロフィツム属(有星類)

「兜丸(通称:兜)」アストロフィツム属(有星類)
学名:Astrophytum asterias
原産地:アメリカ・メキシコ

「兜狂会」という兜専門の部会があるなど、日本のサボテン界では有名で人気があります。
やや扁平な球状でトゲはなく、アレオーレという丸いイボに白点、まるで王冠のような美しい姿をしています。管理が難しく、花が咲いたのは1回だけでした。

 

以下の写真は、昔訪ねたサボテン業者で撮影したものです。


「兜」 日本兜狂会 1992.8.1発行

熱砂に生きる植物・リトープス開花の頃

20代後半の頃ですが、サボテンや多肉植物に興味があり、小さな温室で栽培に挑戦したことがあります。管理が難しく、残念ながら2年くらいで挫折しましたが、当時は携帯もネットもなく、友人と専門家を訪ねて直接アドバイスなどもいただいておりました。今でも現役で活躍されている方も多く、ネット上でなつかしく拝見させていただいております。10月~11月がリトープスの開花の頃です。

リトープスとは
リトープス(Lithops)という属名はギリシャ語のlithos(石)とops(似る)の2語からなる複合語で、「石に似ている」ところからつけられた名称です。
南アフリカからナミビアにいたる乾燥地帯に自生している多肉植物・玉型メセンです。
現地では、地面に埋まって石のような色と形をしています。頂部には模様がついた窓があり、太陽光線を吸収しています。「生きた宝石」「草原の秘宝」「花咲く小石」と呼ばれています。
一対の葉を極度に多肉化し、微量の水分をも吸収して蓄えられるように進化した高度多肉植物です。逆円錐形に向き合った一対の葉と根の間に僅かな茎があり、水を蓄えておく葉が植物体の大部分です。急に葉を落とさず、旧葉の養分を吸収してながら新葉を形成し、脱皮する変わった生態です。

群馬県桐生市にリトープス・ラボラトリー・ジャパン「群仙園」があり、世界的なリトープスの研究者、島田保彦先生がおります。
写真のリトープスはすべて、島田先生より譲って頂いたものです。当時はこれらの植物を甘く考えていた面もあり、枯らしてしまったことは今考えても非常にもったいないことです。


「紅大内玉」Lithops optica‘Rubra’, C081A
ナミビア:リューデリッツ


「弁天玉」Lithops lesliei ssp. lesliei v. venteri C001
南アフリカ:北ケープ州


「黄鳴弦玉」Lithops bromfieldii var. insularis `Sulphurea'(Y.S.), C362
日本:島田保彦先生による栽培変種


「麗虹玉」Lithops dorotheae, C300
南アフリカ:北ケープ州

Cというのは、コールナンバーで、リトープス研究の第一人者のD.T.コール教授が自生地南アフリカ周辺で採集した種子をデータ化するためにつけた番号です。

 http://www.lithops.info/de/listen/lld.html